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民法 交通事故における過失相殺 最二小判平成15年7月11日

概要
複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となったすべての過失の割合(いわゆる絶対的過失割合)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負う。
判例
事案:複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、いわゆる絶対的過失割合を認定することができる場合に、過失相殺をする基準として、絶対的過失割合を用いるべきかが問題となった。

判旨:「複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となったすべての過失の割合(以下「絶対的過失割合」という。)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負うものと解すべきである。」
過去問・解説
(H26 共通 第29問 3)
複数の加害者であるABの過失と被害者Cの過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となった全ての過失の割合を認定することができ、A、B及びCの過失割合が順次5:3:2である場合には、ABは、Cに対し、連帯して、その損害の8割に相当する額を賠償する責任を負う。

(正答)

(解説)
判例(最判平15.7.11)は、「複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となったすべての過失の割合(以下「絶対的過失割合」という。)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負うものと解すべきである」 と判示している。したがって、A、B及びCの過失割合が順次5:3:2である場合には、ABの責任は、Cの絶対的過失割合である2割に相当する額分、過失相殺がされるから、ABは、Cに対し、連帯して、その損害の8割に相当する額を賠償する責任を負う。

(R1 共通 第29問 ウ)
複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となった全ての過失の割合(いわゆる絶対的過失割合)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負う。

(正答)

(解説)
判例(最判平15.7.11)は、「複数の加害者の過失及び被害者の過失が競合する1つの交通事故において、その交通事故の原因となったすべての過失の割合(以下「絶対的過失割合」という。)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負うものと解すべきである。」と判示している。
総合メモ
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