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刑法 意思能力のない被害者と殺人罪 最一小決昭和27年2月21日
過去問・解説
(H25 共通 第17問 2)
甲は、通常の判断能力がないVの殺害を計画し、Vに対し、首をつっても仮死状態になるだけであり、必ず生き返るとだまして、Vに首をつらせて窒息死させた。甲には自殺関与罪が成立する。
甲は、通常の判断能力がないVの殺害を計画し、Vに対し、首をつっても仮死状態になるだけであり、必ず生き返るとだまして、Vに首をつらせて窒息死させた。甲には自殺関与罪が成立する。
(正答)✕
(解説)
判例(最決昭27.2.21)は、「被害者が通常の意思能力もなく、自殺の何たるかを理解せず、しかも被告人の命ずることは何でも服従するのを利用して、その被害者に縊首の方法を教えて縊首せしめ死亡するに至らしめた所為は、殺人罪にあたる。」としている。
通常の判断能力がないVは、首をつっても仮死状態になるだけであり、必ず生き返ると誤信している。
したがって、甲には殺人罪が成立するのであり、自殺関与罪は成立しない。
判例(最決昭27.2.21)は、「被害者が通常の意思能力もなく、自殺の何たるかを理解せず、しかも被告人の命ずることは何でも服従するのを利用して、その被害者に縊首の方法を教えて縊首せしめ死亡するに至らしめた所為は、殺人罪にあたる。」としている。
通常の判断能力がないVは、首をつっても仮死状態になるだけであり、必ず生き返ると誤信している。
したがって、甲には殺人罪が成立するのであり、自殺関与罪は成立しない。
(H27 司法 第6問 1)
甲は、Vには自殺がどのようなものかを理解する能力がなく、しかもVが甲の命ずることには何でも服従するのを利用してVを死亡させようと考え、Vに対して、首を吊る方法を教えた上、これを実行するよう命じた。Vは、甲から命じられたとおりに、教えられた方法で自ら首を吊って窒息死した。甲には殺人罪が成立する。
甲は、Vには自殺がどのようなものかを理解する能力がなく、しかもVが甲の命ずることには何でも服従するのを利用してVを死亡させようと考え、Vに対して、首を吊る方法を教えた上、これを実行するよう命じた。Vは、甲から命じられたとおりに、教えられた方法で自ら首を吊って窒息死した。甲には殺人罪が成立する。
(正答)〇
(解説)
判例(最決昭27.2.21)は、「被害者が通常の意思能力もなく、自殺の何たるかを理解せず、しかも被告人の命ずることは何でも服従するのを利用して、その被害者に縊首の方法を教えて縊首せしめ死亡するに至らしめた所為は、殺人罪にあたる。」としている。
Vには自殺がどのようなものかを理解する能力がなく、しかもVが甲の命ずることには何でも服従する状態にあった。
したがって、甲には殺人罪が成立する。
判例(最決昭27.2.21)は、「被害者が通常の意思能力もなく、自殺の何たるかを理解せず、しかも被告人の命ずることは何でも服従するのを利用して、その被害者に縊首の方法を教えて縊首せしめ死亡するに至らしめた所為は、殺人罪にあたる。」としている。
Vには自殺がどのようなものかを理解する能力がなく、しかもVが甲の命ずることには何でも服従する状態にあった。
したがって、甲には殺人罪が成立する。