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民法 担保不動産競売の開始決定と消滅時効の完成猶予 最二小判昭和50年11月21日
概要
物上保証人に対する抵当権の実行による競売開始決定が債務者に告知された場合、被担保債権についての消滅時効の中断の効力が生じる。
判例
事案:物上保証人に対する抵当権の実行による競売開始決定が債務者に告知された場合に、被担保債権についての消滅時効の中断の効力が生じるかが問題となった。
判旨:「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」
判旨:「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」
過去問・解説
(H22 司法 第6問 イ)
物上保証人に対する担保不動産競売の申立てにより、執行裁判所が競売開始決定をし、これが債務者に送達された場合には、債権者の債務者に対する被担保債権について消滅時効は完成を猶予する。
物上保証人に対する担保不動産競売の申立てにより、執行裁判所が競売開始決定をし、これが債務者に送達された場合には、債権者の債務者に対する被担保債権について消滅時効は完成を猶予する。
(正答)〇
(解説)
判例(最判昭50.11.21)は、本肢と同種の事案において、「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」と判示しており、改正民法下における時効完成猶予についても同様に解されている。
判例(最判昭50.11.21)は、本肢と同種の事案において、「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」と判示しており、改正民法下における時効完成猶予についても同様に解されている。
(H24 司法 第7問 イ)
AのBに対する金銭債権を担保するためC所有の不動産に抵当権が設定された場合、その抵当権に基づく担保不動産競売の開始決定がされ、その決定正本が裁判所からBに送達されたときは、AのBに対する債権の消滅時効は完成猶予の効力を生ずる。
AのBに対する金銭債権を担保するためC所有の不動産に抵当権が設定された場合、その抵当権に基づく担保不動産競売の開始決定がされ、その決定正本が裁判所からBに送達されたときは、AのBに対する債権の消滅時効は完成猶予の効力を生ずる。
(正答)〇
(解説)
判例(最判昭50.11.21)は、本肢と同種の事案において、「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」と判示しており、改正民法下における時効完成猶予についても同様に解されている。したがって、C所有の不動産に設定された抵当権に基づく担保不動産競売の開始決定がされ、その決定正本が裁判所からBに送達されたときは、AのBに対する債権の消滅時効は完成猶予の効力を生ずる。
判例(最判昭50.11.21)は、本肢と同種の事案において、「債権者より物上保証人に対し、その被担保債権の実行として任意競売の申立がされ、競売裁判所がその競売開始決定をしたうえ、競売手続の利害関係人である債務者に対する告知方法として同決定正本を当該債務者に送達した場合には、債務者は、民法155条により、当該被担保債権の消滅時効の中断の効果を受けると解するのが相当である。」と判示しており、改正民法下における時効完成猶予についても同様に解されている。したがって、C所有の不動産に設定された抵当権に基づく担保不動産競売の開始決定がされ、その決定正本が裁判所からBに送達されたときは、AのBに対する債権の消滅時効は完成猶予の効力を生ずる。